OM SYSTEMからOM-3が発売されました。
本ブログでは大きさ比較、レンズ装着写真やプロファイルコントロール、使用感など掲載しています。
OM-1に続いてOM-3と、OMデジタルソリューションズに業務移管されてからフィルムカメラの名前が復活しています。
フィルム時代のOM-3というよりはOM-1に似ていて、こういうデザインは大好きですよ。
その往年のOM-1は今から半世紀前のカメラですが、今でもモダンな印象があります。対して、今回のOM-3はシンプルというかあっさりした佇まい。実機を見ていないので写真だけの判断ですけど、昔のOM-1のほうがキラキラして見えるのよ。ま、昔の思い出が美しいのは歳をとった証拠かもしれません💦
いろいろ言いたいことはありますが、まずは新製品が出たことを喜びたいと思います。
発売前からカメラ店のほか家電量販店にまで400店舗以上に実機を展示していてチカラの入れようがわかります。
ただ、20万円以上するカメラを家電量販店のお客さんがコレ買うわ！とはならない気もしますが（笑）
今までの機種と比べてみましょう。
まずは、OM-3とOM-5
OM-3とOM-1
ついでに他社のヘリテージデザインのカメラとも比べてみましょう。
OM-3とFUJIFILM X-T5
OM-3とNikon Z fc
OM-3とNikon Z f
OM-3はモードダイヤルなのが惜しい。シャッターダイヤルだったらかっこいいのにね（個人の感想です）と思ったらフィルム時代のOM-1のシャッターダイヤルはマウント部でしたね。
カメラの立ち位置としてはOM-1IIの写り、OM-5とE-P7の操作性といった感じでしょうか。
金額を考慮すれば、ファインダーの倍率や画素数などもOM-1IIと同じにしてほしかったなぁ✨️
ま、その反面アイポイントがOM-1IIより長いのでメガネな人には使いやすいでしょう。
で、発表された時、OM-1とE-M5IIIを下取りに出そうと考えていましたが、E-M5IIIのような別売のグリップが用意されていない、バッテリーがOM-1と同じ、ということで売らずにしばらく併用しようと思います。
というわけで、発売日に来ました。
買ったのはボディのみ。
簡素な段ボール箱に入っていました。ホントに段ボール箱です（涙）
今回、Map Cameraの先取り交換で買ったのですが、システムトラブルで発送が遅延していたそうで、うちは前日ギリギリ発送されて発売日に間に合いました。
グリップはOM-5やE-M5IIIには専用のグリップ（ECG-5）があって、大きいレンズを使うときには持ちやすく、シャッターボタンやダイヤルも付いています。ところが、このOM-3は底部を見ると接点がないので、その手のグリップは作らないのでしょうね。
バッテリーはグリップのないデザインから推測してOM-5/E-M5IIIと同じバッテリー（BLS-50）が採用されると思っていましたが、嬉しい誤算でOM-1と同じ（BLX-1）でした。大きなバッテリーを採用したので横に伸びてデザイン的に苦しく感じますが、よくぞ押し込んだと感心します。
さっそくレンズを取り付けてみます。
そういえば、このレンズ、ピントリングを手前に引くとMFになるスナップショットフォーカス機構なのですが、メカ的なMFではなくて電気的にステップを刻んで指定の距離にピントを合わせているだけだと、最近知りました。II型では廃止されています。
こういうクラシカルな単焦点が似合いますね。
どちらのレンズも、ボディと違って防塵防滴ではありませんが。
定番のズームレンズも付けてみましょう。
大きなレンズを付けたら、グリップが欲しいですね。出ないかな、グリップ。
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話題のクリエイティブダイヤルに設定されているプロファイルコントロールで撮影してみます。
カラープロファイルコントロール 1〜4
【参考】ピクチャーモード3（Natural）
モノクロプロファイルコントロール 1〜4
各項目でパラメータを微調整できますが、自分は迷って撮影中に選べないので、帰宅してからRAW現像すると思います💦
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そろそろ咲きはじめた玉縄桜を撮りに大船フラワーセンターに試写に出かけましょう。
と思ったらほとんど蕾でした。気を取り直して見頃が続く梅を。
レンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
RAWから現像しています。
2025/3/1撮影
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使用した感想・まとめ
※自分が持っているOM-1、E-M5IIIとの比較になります。
使い心地はOM-1というよりは、E-M5III（OM-5）に近いと感じます。特に静かで柔らかいシャッター音はE-M5IIIと同じです。
グリップがないので持ちづらいですが、薬指をクリエイティブダイヤルに引っ掛けるとラクです。フィルムカメラの時代は巻き上げレバーに親指を引っ掛けて保持していましたが、その名残の出っ張りもチョットだけあるのでココに親指を置けるようになっています。
細かいことをいえば、ON / OFFレバーが小さく固くなって動かしづらいです。LVボタンやダイヤルがあるので押しのけられた感がありますね。Fnレバーに機能を置き換えて、右手親指でON / OFFできますがどちらにしても小さくて操作しづらいです。
バリアングル液晶はワンアクション増えるので嫌いですが、動かさずタダの固定液晶だと思って諦めます。ええ、チルト液晶原理主義者ですよ、私は（笑）
液晶といえば保護フィルムですが、最近は貼りやすいガラス製にしています。このOM-3はガラス製液晶保護フィルムを貼ると液晶を裏返したときにガラスの厚みで閉まらなくなるので注意。ま、裏返すことなんて無いでしょうけど。
カメラ系のブログを見ていると買わない理由を書いているのを見かけましたが、冷静に考えれば、性能や値段では購入候補に上がらないカメラです。自分はマイクロフォーサーズという唯一無二な小型軽量システム一眼を応援するため購入しました。
デザインが気に入れば「買い」ですが、そうでなければOM-5で良い気がします。より高性能を求めるならOM-1IIという選択肢もあります。
