フジの標準レンズはFUJINON XF35mm F1.4 Rが有名ですが、自分は普段、7Artisans 35mm F0.95を使っています。
コシナからVoigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mountが発売された後、明るい標準レンズを検討したとき、結局、安い7Artisans 35mm F0.95を買った経緯があります。
7Artisans 35mm F0.95は重いのですが、何よりもF0.95というF値に惚れました（笑）
※名称が長いので、
FUJINON XF35mm F1.4 Rは、XF35mm F1.4 R
Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 X-mountは、NOKTON 35mm F1.2
と表記します。
時は経ち、7Artisans 35mm F0.95を使いながら様々なレンズレビューを見るにつけ、NOKTON 35mm F1.2って良いかも！と思ったわけで。
今さら？と言われそうですが・・・
以下、良いかもポイント
・ROMが入っているので操作性が純正レンズに近い、レンズ情報がExifに反映される
・XF35mm F1.4 RよりもMFの操作性が良い、ピントリングはメカに限る、距離指標は必須ですよ
・7Artisans 35mm F0.95よりも小型軽量（全長 / 重さ 59mm / 400g → 39.8mm / 196g）
・7Artisans 35mm F0.95よりも寄れる（最短撮影距離37cm → 30cm）
いまいちポイント
・電磁絞りではないので、開放測光ではなく絞り込み測光となる。その反面、絞り羽根が12枚にできるわけですが。
| NOKTON 35mm F1.2 | XF35mm F1.4 R | 7Artisans 35mm F0.95 | |
| 換算焦点距離 | 53mm | 53mm | 54mm |
| F値 | F1.2 | F1.4 | F0.95 |
| 絞りステップ | 1/3段 | 1/3段 | 無段階 |
| 絞り羽根 | 12枚 | 7枚 | 12枚 |
| 最短撮影距離 | 0.3m | 0.28m | 0.37m |
| フィルター径 | φ46mm | φ52mm | φ52mm |
| 直径×長さ | φ59.6×39.8mm | φ65.0×50.4mm | φ62×59mm |
| 重さ | 196g | 187g | 400g |
| ROM | あり | あり | なし |
| ピントリング | メカ | バイワイヤ | メカ |
| 専用レンズフード | あり | あり | なし |
7Artisans 35mm F0.95を下取に出そうと思っていたら、中華レンズなのか買取価格が1万円しないのね💦（売るのやめました）
来ました。今年のクリスマスプレゼントです✨️
Voigtlander銘は、EPSON R-D1sの時にレンズを買い揃えて以来です。違った、α7S用にULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6以来でした。
X-T50に取り付けてみます。
NOKTON 35mm F1.2はレンズの付け根に滑り止めが施されていてレンズ交換の時にすべらないのが良いです。
XFは絞りリングとピントリングが回ってしまうことがあり、フジには反省していただきたい（笑）
比較用にXF35mm F1.4 Rと7Artisans 35mm F0.95もX-T50に付けてみます。
ボディを替えてみましょう。
X-E4とX-M5です。
X-E4はもちろんですが、小さなX-M5にも似合いますね。
ほわほわチェック
（絞り開放＋最短撮影距離）
白いバラの前にある文字「Potpourri」にピントを合わせてます。
NOKTON 35mm F1.2のほうが、ハイライトのにじみが大きいですね。
このレンズ、シネマレンズとして認識されるようで、デフォルトではカメラボディ側でT値で表示されます。絞りリングでF1.2にすると液晶モニターではT1.3と表示されます。
ExifではもちろんF値で記録されるのですが、設定でF値表示に変更できるので変えました。
調べたらムービー用MFレンズを元に開発されているからだそうですが、そもそもタムロンやシグマのAFレンズはF値で表示されるので、MFレンズだけの仕様なのか、コシナは差別されているのか謎ですね。
それでは、フィールドに持ち出しましょう。
ボディは、X-M5。
全部、絞り開放 F1.2ですよ。
2024/12/16撮影
MFレンズを使う時は、ピント合わせの時に拡大を使わず、ピーキングで合わせています。開放からシャープなレンズの時はピーキングが使えます。逆に甘い描写のレンズではピーキングが表示されないので拡大するしかありません。拡大すると手数が増えて撮影リズムが狂うので好きではありません。
このレンズは開放からまあまあシャープなのでピーキングで使えます。とはいえ、カリカリではなくハイライトがにじんで美しい描写です。
