開発発表があってから欲しいと思っていた木下光学研究所のKISTAR 28mm F3.2Mを手に入れました。
※木下光学研究所は、ヤシカのレンズを供給していた富岡光学からスピンアウトした木下氏が昭和53年に創業したレンズメーカーです。
以前から欲しいといいながら本家の木下光学研究所での発売日をすっかり忘れてしまい初期ロットは完売、Map Cameraでも扱っていると知り予約できました。
KISTARといえば、先日、KISTAR 40mm F3.2Mを手に入れましたが、描写は同じで、開放では球面収差でソフトレンズのように滲み、絞るとシャープになる設計です。
28mmということで、より汎用性が高い運用ができると期待してます。
※40mmに比べて高額なので、カメラボディ2台とレンズ2本をドナドナしました💦
☆発売日に到着
KISTAR 40mm F2.4Mより一回り大きく、持つとズッシリ重く感じます。
フォーカスレバーは黒。KISTAR 40mm F2.4Mはシルバーなので見分けやすいですね。
絞りのクリックは1絞りごと、F4は刻印がありませんがクリックはあります。
KISTARのMマウントレンズも2本揃いました。
| KISTAR 28mm F3.2M | KISTAR 40mm F2.4M | |
| 焦点距離 | 28mm | 40mm |
| 絞り（枚数） | F3.2-22（6枚） | F2.4-22（6枚） |
| 最短撮影距離 | 0.5m | 0.7m |
| 最大径×長さ | φ51mm×38.3mm | φ51mm×28.4mm |
| フィルター径 | φ46mm | φ43mm |
| 質量 | 260g | 180g |
| マウントタイプ | Mマウント | Mマウント |
| 希望小売価格 | 税込 ￥136,400 | 税込 ￥89,100 |
| 発売日 | 2025年6月20日 | 2022年7月20日 |
☆カメラに装着
Mマウントのカメラを持っていませんので、マウントアダプター経由で使います。ヘリコイド付きなら最短撮影距離が50cmからさらに短くなります。
FUJIFILM X-E4 + SHOTEN LM-FX Mヘリコイド + KISTAR 28mm F3.2M
SHOTEN LM-FX Mヘリコイドを使うと最短撮影距離は約17cmまで寄れます。
☆
SONY α7CII + SHOTEN LM-SE M（L）ヘリコイド + KISTAR 28mm F3.2M
SHOTEN LM-SE M（L）ヘリコイドを使うと最短撮影距離は約20cmまで寄れます。
☆
Nikon Z f + TECHART TZM-02 + KISTAR 28mm F3.2M
TECHART TZM-02を使うと最短撮影距離は約21cmまで寄れます。
☆
では、さっそく試写に行きます。
ライトアップがはじまった三島スカイウォークの紫陽花です。
SONY α7CII + SHOTEN LM-SE M（L）ヘリコイド + KISTAR 28mm F3.2M
28mm F3.2なのでボケにくいですが、バブルボケは健在です。
2025/6/20撮影
☆
翌日も、試写へ。
海開き間近の片瀬海岸です。
Nikon Z f + TECHART TZM-02 + KISTAR 28mm F3.2M
絞るほどに周辺減光が改善され、中心部もシャープになっていきますが、周辺はF5.6でも甘さが残ります。ま、そんなこと指摘するのは野暮でしょう。
2025/6/21撮影
TECHART TZM-02はMマウントレンズをAF化するマウントアダプターですが、28mmで滲んだ描写ですとピントのピークがわからないのか誤動作連発でした💦
昔、PENTAX FA28mm F2.8 SOFTにハマった時があって、個人的にその面影を感じるレンズですが、KISTARはソフト効果が穏やかで使いやすいです。ソフトレンズじゃないですけどね。
ところで、PENTAX FA28mm F2.8SOFTはAFレンズですがPENTAXのボディで誤動作もなくサスガ純正レンズでした。
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