このブログでは、KISTAR 40mm F2.4Mの使用感、α7CIIでの試写、Z fでのAF撮影を記載しています。
KISTAR 28mm F3.2Mを予約する時に、前から気になっていたKISTAR 40mm F2.4のMマウントがあることを知り思わず注文してしまった💦
新品は本家の木下光学研究所でしか買えないようで、メールフォームから申し込み、入金が確認できたら組み立てるという、つまり受注生産ですね。
※木下光学研究所は、ヤシカのレンズを供給していた富岡光学からスピンアウトした木下氏が昭和53年に創業したレンズメーカーです。
ちなみに、KISTAR 28mm F3.2MはMap Cameraで注文を受け付けています。
月曜に振り込んでから3日後の木曜に到着。早っ！
Mマウントのボディは持っていませんので、X-E4に付けてみます。
FUJIFILM X-E4 + SHOTEN LM-FX Mヘリコイド + KISTAR 40mm F2.4M
マウントアダプターはヘリコイド付きなのでちょっとゴツいですね。
シルバーの鏡胴は美しい仕上がりですが、文字が細く老眼な目には見にくいです💦
絞りリングのクリックは1絞りづつ、F2.8は刻印がありませんがクリックはあります。リングは細くギザギザがあるものの手探りで操作は難儀します。回転方向も純正レンズと逆ですし。
ピントリングも細くツルツルで必然的にピントレバー（フォーカスレバー）で操作することになります。
ま、実際に撮影する時はフルサイズのα7CIIに取り付けます。
SONY α7CII + SHOTEN LM-SE M（L）ヘリコイド + KISTAR 40mm F2.4M
こちらのマウントアダプターもヘリコイド付きなのでゴツいです。
最短撮影距離は70cmですが、SHOTEN LM-SE M（L）ヘリコイドで約30cmまで寄れます。
ちなみに（L）は繰り出し量5mmで、オリジナルは6mmです。1mmの差ですが軽量で廉価になっています。
Eマウント版KISTAR 40mm F2.4は、最短撮影距離が40cmですから約10cmお得です（笑）ま、厳密に言えば、そのマウントに合わせたレンズを使うのが理想ですがKISTARに゙関しては、どのマウントでもレンズ構成が同じなので、Mマウント版がデザインを含めて良いかなぁと思います（個人の感想です）
☆α7CIIで試写
それでは試写に出かけましょう。
このレンズの特徴は、開放での滲みと点光源のシャボン玉のようなバブルボケですね。
SONY α7CII + SHOTEN LM-SE M（L）ヘリコイド + KISTAR 40mm F2.4Mで撮影、RAW現像してます。
滲みはF2.8で軽減され、F4からは目立たなくなり、中心部はシャープになります。
四隅の甘さも同様に改善されていきます。
ただし、点光源はF4で六角形の絞り羽根が目立つようになるので、バブルぼけを活かすならF2.4、F2.8限定となります（背景との距離にもよりますが）
なお、バブルボケは後ボケで顕著で、前ボケでは目立ちません。
MFレンズでの撮影はピーキングを使うことが多いのですが、このレンズに関しては滲みのためピーキングが不鮮明なので、拡大表示でピント合わせをしました。
2025/6/6撮影＠長谷寺、大船フラワーセンター
☆Z fとTECHART TZM-02でAF撮影
そういえば、TECHART TZM-02を持っていました。
TECHART TZM-02はZマウントカメラに取り付け、MマウントレンズをAF化するマウントアダプターです。
ちょっと、Z fではゴツくてKISTAR 40mm F2.4Mとは似合わないですね。
Nikon Z f + TECHART TZM-02 + KISTAR 40mm F2.4Mで撮影、RAW現像してます。
最短撮影距離も約32cmまでAFで寄れますが、レンズ側で∞〜70cmまで操作しないといけません。
とはいえ、AFできるのはやはり快適です。AFを放棄してハングアップすることもありましたが、TECHART TZM-02では稀にあることです。
Z fのややアンダー目な露出、フルサイズ2400万画素のちょっとウェットなトーン、と、これが撮って出しのベストマッチかもしれません。（α7CIIでは、いろいろパラメーターを動かしましたが、Z fでは彩度を上げてハイライト・シャドウを少し調整した程度です）
2025/6/7撮影＠常立寺
