7Artisans 6thsense

明るいレンズは面白い。
とはいえ、たいへん高額で大きく重い。 そんな常識を覆すレンズが中華ブランドから相次いで発売された。
特に7Artisans（七工匠）のAPS-C用35mm F0.95は今までの標準系レンズが安くても10万近くしたのものが3万円を切る値段で発売されており飛びついた。 もともとXマウント用に検討していたのだが、フルサイズに近いイメージサークルがあるという噂を聞きつけてEマウントで購入した。
小型軽量なフルサイズ用F0.95であり、この目論見は的中し、本ギャラリーとなった（笑）
イメージサークルはフルサイズには足りず、四隅がケラレてしまうが、作画を工夫すれば目立たなくなる。 何よりも周辺減光が強調され、なかなか印象的な写真となる。
この描写が面白くて、スナップ用に買ったばかりのX-E4そっちのけで、このレンズばかり使う日々だ（笑）
カメラはα7Cが、このレンズには似合う。バリアングル液晶で使いにくいカメラだが、液晶を使わなければ使いにくくない（笑）

画質は開放からシャープで、大口径レンズによく見られるソフトな描写は得られない。 しかし、ピント合わせはしやすく、カメラのピーキング機能もエッジが立つため見やすい。
ピントといえば、強烈な球面収差でピント面が平面ではなく、中心にピントを合わせると左右は奥の方に移動している。 ちょうどドーナツの半円のようなピント面となる。例としては、2,5,10,11,12,14,16あたりに見られるように手前と奥の両方にピントが合っている。
もちろん、この現象は絞れば解消する。しかし、このギャラリーはすべて開放で撮影しているけどね。
絞りといえば、クリックがなく写真撮影には使いにくい。中華レンズはクリックがないものが多いようだがコストがかかるのかな。
そういえば、無限遠でピントリングが止まらない、オーバーインフになっているがこれは調整する手間を省略したコストダウンだろう。
このレンズではなく25mm F1.8では表示そのものがずれていたりする。ま、これは1万円しないので文句を言うこともない。

1番目のの写真はギャラリーBlue sky blueの1番でも使ったが、こちらはノートリミングで掲載した。
他のカットもノートリミングで、このレンズの紹介編ということでご了承を。

【カメラ】
SONY α7C
7artisans（七工匠）35mm F0.95（35095EB）

【撮影地】
ひたち海浜公園 ... 1-4
みなとみらい ... 5-18