Freeze　

このギャラリーは2008年8月に参加したVector Space NEXTに出展したものです。
カメラのかわりにスキャナーで被写体をキャプチャーした画像をピクトラン局紙にプリントしました。
以下、写真展告知Blogから文章を引用。
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ピクトラン局紙は越前和紙の技法で作られたインクジェット用プリント用紙です。

明治時代、紙幣用の研究をしていた大蔵省紙幣寮（のちの印刷局）は越前和紙に注目、
その指導として8人の職人（一説には7人とも）が招かれ局紙が生まれました。
局紙の局は大蔵省印刷局の局というわけです。

ところが、先の8人は越前の技術を持ち出した裏切り者として死ぬまで越前の地を踏む事は許されなかったといわれています。
こんな経緯を持つ局紙ですが、大正時代になり紙の神様である川上御前が大蔵省印刷局にも奉られることになり事実上復権したとみていいでしょう。

ピクトラン局紙は日本の紙幣の根幹技術である越前和紙の技法に加えて、さらに表面にガラス粉をコーティングして表面反射率を上げ、その色再現範囲と高い諧調性は印画紙を凌ぎインクジェット用としても最大級とされています。

ぜひ、その繊細で豊かな色彩を実際に見ていただきたいと思います。
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というわけで、WEB上ではピクトラン局紙独特のキラキラ感が見られないのが残念だが、雰囲気だけでも感じていただけたらと思います。